読書メーター

6月の読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3281
ナイス数:424

政と源政と源感想
久しぶりの三浦しをん作品、満足の読書でした。性格も考え方もまるで正反対の幼馴染の二人、これからもきっとたまに喧嘩しつつも仲良くドタバタ暮らしていくんだろうなあ。源二郎の「だから生きるんだろ」は70年余り生きてきたからこその人生観。国政がとあるお願いをするために別居中の妻に毎日ハガキを書くくだりが大好きです。
読了日:06月25日 著者:三浦 しをん
それを愛とは呼ばずそれを愛とは呼ばず感想
最終章の展開と、タイトルへと導くある人のセリフ、ぞわぞわしました。「愛」と呼ばないのはどれなのか、どれもなのか、愛ではないなら何なのか、「愛しみ(かなしみ)」なのか…限られた登場人物と舞台で、どれもが当てはまるような気もするけど、どれもやはり愛と呼んでいいような気もするし。特にラストの展開は、狂気なのか愛なのか…ちょっと難しい。放り出されたような読後感です。
読了日:06月23日 著者:桜木 紫乃
七つの会議 (集英社文庫)七つの会議 (集英社文庫)感想
面白かった!さすが池井戸潤さん、ぶ厚いボリュームなんてなんのそのです。短編それぞれも面白いけど、それらが重層的に全体のお話を構築し、最後の最後で見えてくる真実には思わず「うわぁ…」と唸ってしまう、そんな圧巻の読み応え。大満足の読書でした。
読了日:06月18日 著者:池井戸 潤
後妻業 (文春文庫)後妻業 (文春文庫)感想
面白くて一気読みでした。黒川博行さんの小説は、ページ数はとてもボリュームがあるけど、グイグイ引き込む力があり、登場人物のキャラ設定も見事で、生き生きと動いて、まるで映画を観ているような感覚を覚えます。また善vs悪ではなく、悪vs悪という構図も黒川作品ならでは。欲の深い人間同士の駆け引きが鮮やかに描かれています。毎回ものすごい量の取材をされるそうですが、誰も得をしない、皆がそれなりに痛い目を見るという結末も何だかリアルです。
読了日:06月17日 著者:黒川 博行
永い言い訳 (文春文庫)永い言い訳 (文春文庫)感想
大切な家族を失った時、人はどうやってその後の人生を生きていくのか…私は亡くなった父のこと、その後の私の気持ちなどを頭のどこかで考えつつ読んでいたように思います。「死が分かつまでは、人間同士は何とかなる」、「喪失の克服はしかし、多忙さや、笑いのうちには決して完遂されない」、この二つの文章が特に胸に刺さってます。読んでよかったです、本当に。
読了日:06月13日 著者:西川 美和
よるのふくらみ (新潮文庫)よるのふくらみ (新潮文庫)感想
グイグイ引き込まれて一気読みでした。窪さんの世界は、本能とか感情とか、いろいろなものがむき出しというか、生々しく描き出されるのだけど、なぜかサラリとしてて。ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、不思議な余韻があります。人の心も、人と人との関係も、複雑そうに見えて実は簡素なものなのかもしれませんね。
読了日:06月10日 著者:窪 美澄
だれかの木琴 (幻冬舎文庫)だれかの木琴 (幻冬舎文庫)感想
何も共感できないのにグイグイと引き込まれて一気読みでした。何と言えばいいのか、読んではいけないものを読んでしまったかのような居心地の悪さ。家族でさえお互いの心のうちをさらけ出すことが難しく、そのグロテスクさゆえ正視できず、逃げたりなかったことにしたり。「紙になる」という表現がとても印象的でした。どこの家族にも起こりうることなのかもしれませんね。ちょっと怖かったです。
読了日:06月10日 著者:井上 荒野
ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)感想
テーマは重ためだけど、ライトな筆致でスイスイと進む読みやすさ、読後感も暖かくてよかったです。両親とのやりとりのくだり、私の父も同じようなことを言ってくれてたなあと思い出してちょっと泣けました。
読了日:06月09日 著者:北川恵海
喧嘩喧嘩感想
疫病神シリーズ6作目、今回も安定の桑原二宮コンビ、面白かったです。前作で破門され、代紋外して初めて、イケイケだけでは渡っていけないと知り弱気なセリフがちょいちょい出てしまう桑原が新鮮でした。そして二宮くん、もう40になるのか〜としみじみ。ヤクザが食えなくなる時代が近いと感じるのと同様、二宮の仕事も先細りでそろそろ危うい感じ。桑原は嶋田が三代目を継いで無事?復縁したけど、この後どうなっていくのかなあ、次作が楽しみです。
読了日:06月08日 著者:黒川 博行
氷平線 (文春文庫)氷平線 (文春文庫)感想
桜木紫乃さんのデビュー作。風景描写を通して人の感情の機微をも表すというのはデビュー当時からの特徴なのですね。どの短編でも登場人物の置かれた状況は暗かったり辛かったり孤独だったりするんだけど、不思議と生きていく逞しさも同時に感じます。表題作の『水平線』はガツンときました。
読了日:06月03日 著者:桜木 紫乃

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5月の読んだ本

5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1344
ナイス数:197

ふたりの距離の概算 (角川文庫)ふたりの距離の概算 (角川文庫)感想
面白かったです。タイトルが秀逸。マラソンの最中、ホータローと誰かとの物理的な距離のことでもあり、古典部の誰かと誰か、そのふたりの心の距離でもあり…構成がうまいなあと思いました。省エネのホータローも精神的に成長しましたね。次も楽しみです。
読了日:05月28日 著者:米澤 穂信
遠まわりする雛 (角川文庫)遠まわりする雛 (角川文庫)感想
『氷菓』から順番に読んでますが、なんとなく油断してたら思いの外甘酸っぱくてちょっと切なかったり微笑ましかったりと、ど真ん中の青春ものでした。特にホータローの心の微妙な変化が面白かったですね。次も楽しみです。
読了日:05月23日 著者:米澤 穂信
クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)感想
古典部シリーズ3作目、多視点による描写は、登場人物それぞれを深く知ることにもなり、相手に対する思いなども垣間見えたのが新鮮でした。文化祭という独特の高揚感は、なんだかちょっと懐かしさを覚えたり。ぐいぐいと引き込まれて楽しく読めました。面白かったです。
読了日:05月09日 著者:米澤 穂信
愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)感想
面白かった!二段にも三段にもなってて、その上さらに奥にもまだあって…みたいな構成、読み応えがありました。軽い感じなのに読ませる力がすごい。さすが米澤穂信さん。登場人物が魅力的で、シリーズ追いかけようって思っちゃいますねこれは。
読了日:05月05日 著者:米澤 穂信

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4月の読んだ本

2017年4月の読書メーター

読んだ本の数:6冊

読んだページ数:2282ページ

ナイス数:293ナイス



夜行夜行感想

こういう感じの森見さんもいいなあ!と満足の読書でした。夜行列車、百鬼夜行、夜の描写が静かで美しくてゾクゾクしました。その分、ラストの朝の描写が感動的でもありましたね。「夜行」と「曙光」のパラレルワールド、表が裏で、裏が表。「世界はつねに夜なのよ」、「ただ一度きりの朝」、『宵山万華鏡』を彷彿とさせるような世界観。どちらが現実の世界なのか分からなくなる不穏さがクセになるタイプの森見ワールドでした。

読了日:4月30日 著者:森見登美彦
氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想

面白かったです。古典部シリーズの始まりであり、これが米澤穂信さんのデビュー作なのですね。『氷菓』のタイトル、「カンヤ祭」の意味が分かるくだり、こんな方向に導かれるとはまるで思わなかったという感じで切なかったです。『さよなら妖精』でもそうでしたが、登場する高校生の、聡明で魅力的なこと!

読了日:4月28日 著者:米澤穂信
ハードラック (講談社文庫)ハードラック (講談社文庫)感想

ぐいぐい引き込む力はさすが、安定の読みやすさでした。最後の展開は分かったかも〜と思いながら読んでたら違っててびっくり。もしかしたらこういう「ちょっと思慮が足りなくて浅はかな、でも完全に悪者ではない」という人物を描くの、薬丸さんうまいのかも。主人公の置かれた環境やひっ迫した状況は読んでいて辛く重たい。でも逃げずに描く薬丸さんの姿勢は、薬丸作品全体を貫く重要な要素ですね。またラストは温かい感情を呼び起こすような救いも少しあり、薬丸さんの作品ならではといった読後感です。

読了日:4月23日 著者:薬丸岳
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)感想

あ〜とうとうシリーズ完結!今回はシェイクスピアのファースト・フォリオをめぐる何やかんや。私は大学時代シェイクスピア必修で全作品を読んでるので、どの作品で、どんな謎があり、どんな風に栞子さんが解くのだろうと、ものすごーく楽しみにしてて…そういう意味では若干肩透かしな気もしますが、栞子さんと大輔、栞子さんと母・智恵子さんとの関係などをどう結末に導くかという点では、納得の落とし所なのだと思います。シリーズは完結だけど、スピンオフがありそうで、それはまた楽しみ。

読了日:4月15日 著者:三上延
繚乱 (角川文庫)繚乱 (角川文庫)感想

『悪果』に続く堀内・伊達シリーズ2作目。元マル暴刑事が大暴れ、黒川ワールドてんこ盛りで、悪い奴らばっかり!笑 堀内と伊達もそこそこ悪いのに、なぜか憎めないのですね。面白かったです!ラストでまた堀やんが…次もあるかな?楽しみです。

読了日:4月10日 著者:黒川博行
盤上のアルファ (講談社文庫)盤上のアルファ (講談社文庫)感想

『罪の声』がよかったので、デビュー作を読んでみました。事件記者から将棋などの文化担当に左遷されやさぐれてた秋葉が、なんやかんやで真田に心を開いていく過程がよかった。最後の展開は驚き!なるほどね。プロ棋士への道のりの険しさ、プロになってからもなお続く勝負の世界の厳しさ…題材が深いので、今の塩田さんが描いたらこのお話はどんな風になるのかな〜と思ったり。他の作品も読んでみたいと思います。

読了日:4月5日 著者:塩田武士


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3月の読んだ本

2017年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2467ページ
ナイス数:203ナイス

ジャイロスコープ (新潮文庫)ジャイロスコープ (新潮文庫)感想
7編の短編集。バラエティに富んだお話たちでとても楽しめました。「if」「一人では無理がある」「後ろの声がうるさい」が特によかったのですが、一番ハマったのは「ギア」のセミンゴかも!いたら怖い。でも伊坂さんのお話に出てくると「そういうのもいるかもね」と思えてしまう。バラバラなお話たちを、文庫書き下ろしの最後の「後ろの…」でなんとなく繋がりを持たせてしまうのはさすが。
読了日:3月31日 著者:伊坂幸太郎
追想五断章 (集英社文庫)追想五断章 (集英社文庫)感想
5つのリドルストーリーを並べ、並べることによって別の物語を語る…とても凝った構成で面白かったです。米澤穂信さんの、洗練された、どこか突き放すような切れ味のある文章は独特の雰囲気をまとっていて、物語に読み手を引き込む魅力がありますね。向き合えない父と娘、「やはり生きている間に話をするべきだったと、いまは思います。」、切なくなりました。
読了日:3月25日 著者:米澤穂信
ブラックボックス (朝日文庫)ブラックボックス (朝日文庫)感想
いやいや、ものすごかった。圧倒的な筆力は、ノンフィクションなんじゃ?と思わせる恐ろしげな雰囲気をまとっていました。思わず我が家の食卓に並ぶ野菜はどう?と思ってみたり。絶対安心安全なはずのものが、拍子抜けするほど低レベルな人為的ミス、機械の故障、自然災害によって危険なものにとって変わる…その経緯は本当に読んでいて恐ろしかったです。「絶対に安心、安全なんてものはない」と思ってた方が、おそらく人間らしい生活ができるんでしょうね。
読了日:3月22日 著者:篠田節子
凍原凍原感想
先に文庫本を読んでいるので、構成や内容、それぞれの違いを確かめるように拾って読みました。文庫本ではかなり大胆に手を加えられているのだなということが分かり、興味深かったです。どうしても先に読んだ方(文庫本)がインパクトを持つんですけど、こちらの単行本を先に読んだとしても、ずしりと重たい話におそらく打ちのめされたのではないかと。いずれにしてもこの『凍原』は、どう読み解くか、きちんと読み解くことができるのか、しばらく時々思い返すことになる作品になると思います。
読了日:3月18日 著者:桜木紫乃
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)感想
バレー部の桐島が部活やめたらしいよ?という噂が、5人の高校生活に大なり小なり波紋を広げていく…いわゆるスクールカーストが当人たちによる「そういうもんじゃね?」という諦めや開き直りを塗しながら語られ、学校という世界に守られたこの年代特有の危うさ、脆さ、眩しさが瑞々しく描かれています。(それにしても朝井さんはなぜ女の子の心理描写がこんなにもうまいのか)「前田涼也」「菊池宏樹」の章が特に印象的でした。
読了日:3月17日 著者:朝井リョウ
氷の轍氷の轍感想
どっぷりと桜木紫乃さんの世界にはまる読書でした。独特の寂寥感、諦念、寄る辺なさ、それでいてたくましく、慎ましく生きる人たちの人間ドラマでした。「それぞれが持って生まれた性分で世の中を泳いでゆくしかないのだとしたら、人と人との関わりとはなんと残酷なものだろう」、刺さりました。こんなにも人の心に何かを残す文章を紡ぎ出す桜木さんの確かな筆力。人の感情だけはどうにもならない、根底に流れてるテーマは、とても身近なものなのですよね。
読了日:3月14日 著者:桜木紫乃
凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)感想
過酷な戦後の混迷期に起きたある事件の関係者が、その後の人生の延長線で再び交差し絡み合い、別の事件が起こる…「誰かのついた嘘が歴史になってしまう土地の、真の歴史とは何だろう。」、釧路、室蘭、札幌、留萌と地道に捜査する過程は、松本清張の作品を彷彿とさせます。命がけで大切な人を守り、秘密を抱える女性ふたりが共感し、「バトン」を渡し、その結果がこれなのか。やり切れない。「死ぬよりつらいお詫びの方法」、顔のない女はその後何を思って生きるのか。「人の心は手に負えない」、いくつかの壮絶な人間ドラマでした。
読了日:3月4日 著者:桜木紫乃

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2月の読んだ本

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2285ページ
ナイス数:304ナイス

無垢の領域 (新潮文庫)無垢の領域 (新潮文庫)感想
日々の断片的な出来事を、秋津、伶子、林原の視点で描いてあります。展開自体は想像できるものでしたが、その過程での細やかな心理描写と、内面の変化や行動が印象的でした。日々、見たくないものには蓋をして、できるだけ答えを引き延ばして生きる大人の狡賢さと、純香の純粋な行動と問いかけ、その対比により、心理描写がより際立っているように感じました。桜木さんの、言葉を限界まで削ぎ落として、すぱっと潔い文末も美しかったです。
読了日:2月25日 著者:桜木紫乃
ラブレス (新潮文庫)ラブレス (新潮文庫)感想
素晴らしかった!桜木紫乃さんの凄まじい筆力。百合江と一緒にその人生を歩んでいるような、圧倒的な臨場感をもっての読書でした。一人ひとり見事に描き出されていて、お話の中でみんな懸命に生きていました。中でも百合江の母ハギの、大福を食べるくだりは鳥肌が立つ思いがしました。本の中の人間の人生が読んでいくに従ってこんなにリアルに浮かび上がってくるなんて…桜木紫乃さん、すごい。
読了日:2月20日 著者:桜木紫乃
硝子の葦 (新潮文庫)硝子の葦 (新潮文庫)感想
期待を裏切らないですね。素晴らしかったです。大好きな桜木紫乃さんの世界にどっぷりハマっての読書でした。文章が潔く削ぎ落とされていて、詩のように美しいのが印象的でした。キツい部分もありましたが、私はこういう感じのお話、大好きです。
読了日:2月17日 著者:桜木紫乃
風葬 (文春文庫)風葬 (文春文庫)感想
私はこの独特の閉塞感とかやり切れなさとか、桜木紫乃さんの世界がやはり大好きだなあ。全部を言葉で表現しきってしまわないさじ加減とか、景色に語らせるところとか、絶妙です。「この海を美しく見るも見ないも自身の心ひとつというのなら、この世はなんというあやふやなもので成り立っているのだろう」、素晴らしい文章だなと思います。
読了日:2月14日 著者:桜木紫乃
愚行録 (創元推理文庫)愚行録 (創元推理文庫)感想
インタビュー形式と、その間に挟まる独白形式。どこにたどり着くのか分からないままラストを迎えて、え?そうなの?ええーっ!となりました。貫井さん、恐るべし。人が人に抱くネガテイブな感情、そしてそれを正当化しようとする時に垣間見えるドロっとした本心、それらをあぶり出す「見事なイヤミス」でした。
読了日:2月11日 著者:貫井徳郎
本日は、お日柄もよく (徳間文庫)本日は、お日柄もよく (徳間文庫)感想
清々しい気持ちで読了。とても面白かったです。言葉が持つ力、宿る魂、伝わる情熱…言葉は大切に使わなければいけないと改めて思いました。同時に、久美さんの「スピーチは魔法じゃない。スピーチがすべてを変えたなんて思い上がらないこと」という言葉も肝だなと思いました。
読了日:2月5日 著者:原田マハ
君の膵臓をたべたい君の膵臓をたべたい感想
一見、猟奇的な印象の「君の膵臓をたべたい」というフレーズを、2人の間だけで通じる愛の言葉に昇華させたのは見事。そして当たり前に「生きる」ということを、こういう視点から描くというのも。いろいろ?な点はあるものの、桜良のセリフで胸に響いたものもいくつか。主人公の成長をもって迎えるラストも爽やかでした。ただ、残念ながら私には合わなかった。会話が回りくどく感じて感情移入できず。序盤でそう感じてしまい、ついラストを先に読んで、後ろから遡りつつざっくりと読むという禁を犯してしまいました。
読了日:2月2日 著者:住野よる

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